ノルマンディー2020年度募集馬考察/モデルとしてのデアリングタクト編
菊花賞は最後の直線ドキっとしながらもコントレイルが無敗の三冠達成。
無敗の牡馬牝馬三冠が同年に誕生というのも、何とも凄い記録です。凄いとしか言いようがない。
コントレイル・デアリングタクトのようなスターホースに出資してみたいというのは、一口馬主勢みんなが思うところでしょう。
考察にも力が入ります。
さて、ノルマンディー募集ですが、
待望のカタログ・動画公開となりました。
前回記事で岡スタ狙いは定まりましたので、考察も岡スタ中心に進めていきたいと思います。
この考察を進めるにあたって、「ウォーキング動画」を参考にされる方が多いと思いますが、一体どこをどのように見たら良いのでしょうか。
これはある種、完全な正解のない「永遠のテーマ」だと思いますので、仮説を立てて検証を行いたいと考えています。
動画の見方について「よく聞く話」からの仮説
・仮説1
完歩のタイムが速い
→テキパキ歩いていた方が良い(引手に引かれているようではダメ)とは聞いたことがあります。
ただ人間に置き換えて考えた場合に足の速いアスリート(例えばボルト選手)を徒歩スピードで見抜けるのかというのは正直疑問です。
・仮説2
飛節が伸びる(角度が小さい)
→相馬の天才と名高い岡田総帥の何かの動画でやたら「飛節が伸びる/伸びない」という発言が出ていました。相馬で重視しているポイントと捉え、個人的に気になっています。
運動学のイメージ(素人ですが)としても飛節が伸びるというのは完歩が大きくなるという点で良さそうですよね。
上記2点を中心にまず、モデルとして「デアリングタクト」の募集時動画を見ていきます。
■デアリングタクト募集時動画
・完歩タイム
左後ろ脚が伸びきったところをスタートとしました。
次の左後ろ脚が伸びきったモーション。
この動作を1完歩として計測します。
1.1-2.1-3.13-4.23-5.27-6.37-7.44-8.64
1.1-1.0-1.03-1.1-1.04-1.1-1.07-1.2
Ave.1.08
(秒)
8完歩を計測しました。意外と完歩によってバラつきがあるんですね。
まだこの完歩タイムが速いのか普通なのか遅いのかよく分かりません。
今後の募集馬考察の際に比較モデルとして使用してみたいと思います。
・飛節角度
これは動画から正確に測るのは難しいかもしれません。
できるだけ真横っぽいのをチョイスして角度を出しました。
また、正直どこからどこの角度を測るのが良いか分からなかったのですが、一番高い腰の位置から踵?にしました。
68°です。うーん、割と伸びているほうでしょうか。(無敗の三冠馬)
これもさきほどと同様に今後のモデルとして使用します。
以上を仮説の2項目として、
「完歩タイムは速ければ速いほど良いのではないか」
「飛節は伸びれば伸びるほど(角度が小さくなるほど)良いのではいか」
と考え考察を進めていきます。
次回記事では募集馬を同様の手法で解析してみます。
※ノルマンディーさんに画像転載の問い合わせをしたところ、すぐに許可をいただけました。ありがとうございます。